医療事務は安定した病院で専門の事務職として特に女性に人気の仕事です。

そんな医療事務になりたいと考えた場合、まず医療事務の資格を取って知識を付けるとともに、就職を有利に進めようと思う人も多いでしょう。

ですが、医療事務の資格試験は複数の団体や法人が主催しており、医療事務関連の資格で数えると70種類以上にもなります。

医療事務の資格は、医師や看護師の国家資格のように公的な資格では無く、どれだけ知識があるのかを証明するためのいわゆる認定資格です。
ですから、英語検定や漢字検定と同じようなものだと考えると分かりやすいでしょう。

医療事務資格は本当に数多くあるので、病院の面接で資格名称を言っても「それは何を学べる資格なの?」と聞かれることも良くあります。

医療事務の資格の中では唯一「診療報酬請求事務能力検定試験」が有名でしょう。
診療報酬請求事務能力検定試験自体も国家資格ではありませんが、主催団体が一般財団や一般社団法人でなく厚生労働省にきちんと認められた公益財団です。

ただし、診療報酬請求事務能力検定試験は医療事務資格試験の中でも一番難しいと言われており、医療保険制度から医学知識、介護保険制度など幅広い知識が求められます。

将来的なステップアップのためには是非狙いたい資格ですね。

初心者であれば、「医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)」や「医科2級医療事務実務能力認定試験」を最初は目指すのが良いでしょう。

医療事務として働くための全般的な知識が幅広く問われ、比較的簡単なレセプト作成の知識も求められますので、一通りの基礎を学ぶにはぴったりです。

他にも医療事務関連の資格には、医事OAに特化したもの、医療秘書、医師事務作業補助者、歯科医療事務、調剤報酬計算など様々ありますので、まずは初心者向けで基礎知識を付けた後は、ご自身の目指したい方向に合わせて狙っていくのも良いですね。

このように医療事務資格といってもそれぞれ特徴や違いがありますので、どの資格を狙うのかはしっかりと調べて決定する必要があります。

医療事務のレセプトって

医療事務の仕事でひときわ大きな負担がレセプトと呼ばれる診療報酬明細書の作成です。
患者が多い医院は作るレセプト数も半端でない数です。

ところが、それに見合った医療事務員がそろっていないのが現場の状況です。
レセプト計算は1ヵ月分を翌月の初めに行い、10日までに各保険者に出すのが決まりですので大変忙しくなります。
(実際にはレセプトが正しいかを審査する、審査支払機関に提出します)

ですが、病院も経営して黒字にしなければいけませんから余剰人員を抱えることはできません。
レセプト計算に合わせて人数を雇うと、それ以外の期間は人手が余ってしまうことになるわけです。

ですから、どこの病院や診療所、クリニックでも月末から月初1週間ほどは医療事務スタッフが残業となることが多いわけです。

医療機関によってはこの時期だけレセプト計算専用のアルバイトを雇うところもあります。
カルテや診療情報は個人情報の塊ですから、さすがに在宅でレセプト計算の仕事を請け負うことはできませんが、育児やその他の理由でほとんど働けない場合は、そんな求人を見つけるという選択肢もありますね。

もちろんレセプト計算にしっかりと精通していることが大前提ですが^^
診療報酬請求事務能力検定試験に合格していることが必須でしょう。